ジャイアンツ@テキサンズ


 テキサンズ・オフェンスはシステム的に相手に対応できていなかったような印象。ブリッツにパスプロが対応できてなかったし、LBがどこのカバーをするのか読めてなかった感じで、レシーバーとQBのコンビネーションが上手くいっていなかったような。パスラッシュが入ってくる方向も見えてなかったのか、ディフェンスラインにパスをブロックされることも数回。さらに両エンドが外からラッシュしてくることが多いのに、その裏をつくんではなく単に遅いラン・プレーをしてロスとか。なんかよく分からないことをしていた印象。
 逆に言うとジャイアンツ・ディフェンスのスカウティングが大当たりだったのかもしれないけど。もう1つ、ジョンソンの怪我がどの程度影響していたのか、ということもある。でもそれにしてもまとまりのないオフェンスで、前半3点だけ。さらにインターセプト・リターン・タッチダウンも食らっているのでトータルでー4点ってところかもしれない。


 対するジャイアンツ・オフェンスは個人技でテキサンズのディフェンスを圧倒した印象。スクリメージ上あたりでのヒッチ・パスと、10〜20ヤードくらいのフック・パスを組み合わせてDBを前後に動かして、あとはレシーバーの個人技で競り合ってパスをもぎ取る、というようなテーマだったのかな。
レシーバーの個人としての強さを活かすということが根底にあるから、マニングのパスは無茶な酷いものでもなぜか通っちゃうっていうイメージがあるのかもしれない。それがもともとのプランだったとしたら、無茶でもないしパスが下手というわけでもないんだな。
ディフェンスがタッチダウンしたり、テキサンズ・ディフェンスのパスカバー・ミスがあったりということもあって、前半だけで24点。


 これはジャイアンツ圧勝だろうと思ったが、後半に少し風向きが変わる。
テキサンズ・ディフェンスのブリッツが機能しだして、マニングのパスが乱れだした。まずパント。次はブリッツから無理なパスを投げさせてインターセプト。さらにもう一本インターセプト
 しかしその間にテキサンズ・オフェンスは、ファンブル・ロストとパントがあって、ようやくタッチダウン1本だけで、14点差にしただけ。流れをつかみきれないままにジャイアンツに追加点を取られて、もう無理だなというところで打ち切り。
 テキサンズは最後まで(は見てないけど)パスプロも安定しなかったし、パスミスも多かった。地区優勝してほしいんだけど、ちょっと心配になってきた。

⇒SCORE