パッカーズ@レッドスキンズ


 レッドスキンズがちょっとしたアップセットをやらかしたというので見た。結果を知ってみてたからかもしれないけれど、パッカーズはいまいち噛み合ってない印象が強い。


<前半>

 最初のシリーズからパッカーズはちぐはぐ。キックオフでリターナーがラッシュの外側に回り込もうとして自分から下がり、そこでタックルされて自陣5ヤードくらいからの攻撃になる。パスキャッチ後、十分ゲインしてたんじゃないかなというところでさらにヤードを稼ごうとしているときのファンブル。など。
 それでもレッドスキンズの敵陣20ヤードからの攻撃を、パッカーズ・ディフェンスフロントが圧倒、さらにマクナブがスナップを捕り損ねるとかいう珍事まで出てFGレンジからも追い出してしまった。
 そしてレッドスキンズが結局パントに終わって最初のプレーで71ヤードランとか。そのままタッチダウンとか。この出だしで本当に負けたのか? と。


 その後もレッドスキンズ側はマクナブのパスが安定しないし、パスプロももたないし、キャッチミスもあるし、いいところなし。
 ロジャースもゲーム開始当初こそパスが乱れていたが、次第に落ち着いて、レッドスキンズのディフェンスは相変わらずフロントは捨石でDBが頑張るって雰囲気で、どうしてもパスカバーには無理な部分が出ている。そんなこんなでパッカーズがきれいなドライブをしだして、ゴール前まで進む。が、そうなるとDBの守る部分が狭くなって楽になって、それが影響しているのかゴール前1ヤードからの3プレーを完封。サイドチェンジ。
 パッカーズの次の攻撃はパント・リターンが大きく、敵陣33ヤードから。しかし、レッドスキンズのブリッツがようやく決まって少し下がることに。それでも52ヤードのFGを決めて10点差にしたものの、この流れのつかめない感じはやっぱり、実力的に上のチームが負けるときの雰囲気なのかなーと。


 一方のレッドスキンズ、もうまともにパスプロするのなんてあきらめた、と言うような態度で、マクナブがロールアウトするパスが増えた。それでどうにかパスが通るようになったが、こちらもゴール前までくるとロールアウトしてるような時間のかかるプレーはでなくなってFGどまり。
 両オフェンス決め手に欠いた前半終了。
 GB 10- 3 WAS


<後半>

 しばし膠着。

 パッカーズ・オフェンスはなぜかレッドスキンズのブリッツにもパスカバーにも慌てさせられているような印象。それほどバリエーションが多いようにも見えないんだけど、実はいろいろすごいことされてたのかな。
 レッドスキンズのディフェンスはやっぱりLBの後ろ辺りのパスカバーが空いているように見えるんだけど、パッカーズがそこを攻められない。たまに良いリズムになってもキャッチミスがあったり、48ヤードのFGを外したり。

 レッドスキンズのオフェンスも上手くいかない。パッカーズ#52が怪我して下がってから、少しだけパスプロは楽になったように見えたが、勝負どころでブリッツ入れられて憤死とか、相手の反則に助けられたり、キャッチミスして浮いちゃったボールがたまたま味方のところに落ちてきたとか、インターセプトされるはずのパスを相手が落としてくれたりとか、運の良いシリーズもあったんだけど51ヤードのFG失敗とか。
 それでもパント・リターンが良かったときに、ディープへの完全1対1競り合ってどうにか捕ってくれってパスが通ってタッチダウン。さらに、もみあってる中でなんかたまたまFGレンジまで進んじゃいました、みたいな状況がぽっかりとできて同点に追いつくという展開。あれあれいつのまに?って感じ。これぞ実力的に下のチームの勝ちパターン。


 残り1:03、自陣22ヤードからのパッカーズの攻撃。タイムアウトは1つ。
 ショートパス、スクランブル(5秒無駄にしてからタイムアウト)、ミドルパス、スパイク(35yds)、53ydsFG失敗。


<そしてオーバータイムへ>

 OTに入ってもオフェンスは相変わらずで、GB→WASの順にパントを蹴ったあと、パッカーズの攻撃。普通のサイドライン・パターンのパスが逆リードになってインターセプト。プレッシャーはかかってたけど、そこまでパスが乱れるほどだったかなあ。こりゃロジャースが心配になってくる。
 こうなると流れは止められなくなってしまうわけで、ホールディング、インターフェアと、パッカーズ・ディフェンスにとっては、どちらかというとアンラッキーに近い判定が重なり、最後は33ydsFG。
 GB 13-16 WAS

⇒SCORE