チャージャース@レイダース


 チャージャースが負けたと聞いてプギャーするために見たが。やっぱりSDとDALってHCとQBが好きになれないんだなあ、と再認識した次第。


<前半>

 チャージャース・オフェンスの最初の印象は、ずいぶんラインが押し負けてるなって。でも結局はDTのSeymourを中心に崩されてるだけで、対処できないほどなのかなあ。もっと#24のラン使って揺さぶればいいのに。結局、LTがジェッツでずいぶんと活躍してるし、正統派ランナーには合わないシステムなのかもしれない。#24良い選手だろうにもったいない。でもリバーズってハンドオフ下手だなー、プレーアクションも下手だなー、ってときどき思ってしまう。晩年のダン・マリーノを思い出す。
 で、ランプレーが少なくって、パスがどうかっていうと、なんか単調というか。奥に走ってるレシーバーが少ないような気が。ディフェンスが下がってないところに短いパスを投げるから、ディフェンスのタックルも早くなるし、RACも稼げないし、ファンブルもするし。レシーバーもディフェンスも密集しちゃってるからかパス・ターゲットが見つからなくってサックされるとか。
 こういうオフェンス好きじゃない。

 2Qにはレシーバーが奥まで走るようになって、それによってゲイツがあいてパスが通って、という流れになってきたけれど、それも2回連続でパントをブロックされていつの間にかいきなり12点負けてるって状況になったからやったプレーだろうし。
 結果的には前半できちんと逆転したんだけど、なんかしっくりこないオフェンスでした。
 ええと、レイダースのオフェンスは空気でした。
 SD 17-15 OAK


<後半>

 さて、この試合のキープレー。というか一番印象に残った映像。プレーではない。
 レイダースがビッグリターンしたものの、あっさりギャンブルまで失敗して攻撃を終了した次のチャージャースのシリーズ。レイダースのパスカバーがゲイツに集中して、ディープのレシーバーががらあきになり、一気にタッチダウン
 あー、やっぱりだめだな、って一瞬思った。でもチャージャースが負けたってのは知ってる。ここからどうレイダースが逆転するんだって疑問が。

 そのとき、事件は起こった。

 PATが反則で32ヤードのキックになった。まあ結果的にはキックは入ったし、PATの間は時計も動かないし、問題なと言えばないんだけど。キックが入ったときに映されたHCが、
 ニヤニヤしてた。
 普通キックが入ってもいらない反則なんてしてるんだし、仏頂面になるもんだろう。もしくはきちんと笑顔で、OKだと言ってやるとか、気持ちを切り替えさせるとか、なんかあるだろうと思ったんだけど、そのときのターナーの表情は、
 あー、でも入ったからイイっすよ、えへへ。
 みたいな。
 なんかこの後逆転されるっていうのが妙に納得できてしまった。


 その後、それまで全くの空気だったレイダース・オフェンスが、苦し紛れのロングパス中心に切り替えてきたとたんに機能しだすという苦笑展開。しかしチャージャースのパスカバーもあまりといえばあまりなような。
 チャージャース・オフェンスも頑張っていて、珍しくすごく綺麗なプレーアクションを見せたりしたけれど、タッチダウンはとれず。リバーズは、DLがラッシュして裏からLBが回り込んでくるというような普通のブリッツからは簡単に逃げるものの、DLのブルラッシュでOLごと下がってきた場合とか、DBが外側から入ってくるブリッツなんかにすごく弱いみたいで、最後はファンブルしちゃって終了。

 まあ心置きなくプギャーできたから良い。


⇒SCORE