スティーラーズ@ドルフィンズ
ドルフィンズはディフェンスに少しミスが多く、スペシャルチームはやっぱりまだダメで、オフェンスはいつもどおりダメだったんだけれど、スティーラーズも主にオフェンスがいろいろやらかして良い試合にしてくれた。そして最後は誤審でスティーラーズが勝ちを拾うという、無駄に緊迫した試合だった。
<前半>
まずドルフィンズがハンデをもらう形で試合がはじまった。最初のキックオフでいきなりターンオーバー、さらに次のシリーズでロスリスバーガーがまだレシーバーと呼吸が合ってないのかドロップ気味だったけどパスも通らず、しかも無茶なことしてファンブル・ロスト。
しかし、生粋の僅差ゲーム・メーカーのドルフィンズは迷いなくこの2シリーズともFGを選択して、点差を最小限にとどめた。まあ実際はレシーバーもあかなかったし、パスプロも全然だめだったんだけど。
ともあれ、PIT 0-6 MIAでスタート。
それからしばらく膠着。
ドルフィンズはランがでない。スティーラーズ・ディフェンスのフロント強い。パスが通らないのは仕様。
スティーラーズのオフェンスはバタバタ。ホールディングが多いし、ヒッチパスをミスしてみたり。でもドルフィンズのセカンダリーのパスカバー・ミスからロングゲイン。なんかドルフィンズはときどきこれをやってしまう。でも、まともに出たプレーはそれだけで、FGどまり。
PIT 3-6 MIA
ドルフィンズもやっとパスが通り始めた。と思ったら#82がファンブル。ロスト。
それを、ドルフィンズ・ディフェンスのタックスミスっぽいところはあったけど、スティーラーズがTDまで持っていった。
PIT 10-6 MIA
その後、ドルフィンズは、ランが出ないのでショートパス中心に移行。LBとSの間は少しあいてることがある。でもときどきSが後ろにだれもいないことがあるんだけど、これは舐められてるのかな状態。それでもパスはいまいち通せないわけだけれど。ゴール前までいったもののFG。
PIT 10-9 MIA
ここから試合が少し激しく動くようになる。
スティーラーズはキックオフ・リターンで大きくゲインして、ドルフィンズのCBがミスって言われても仕方ないくらいの真正面からクッションかなりあけてたのに縦に抜かれきるってなことをやらかしてタッチダウン。
しかしドルフィンズも覚悟を決めたのか、いままでよりも少しだけ長い10ヤードくらいのパスを投げはじめて、やっとタッチダウンまでいく。
PIT 17-16 MIA
前半残り1:43、自陣40からスティーラーズのオフェンス。タイムアウトは3つ。
いったん進んだものの、その後ロス連続でFGレンジからも出てしまって前半終了。
<後半>
ここから試合は微妙な小競り合いの様相を呈してくる。
ドルフィンズ・オフェンスが相変わらずちまちまやって攻めきれずにFGを2つとる間に、スティーラーズはときどき良いプレーで進むもののゴール前で止まってFG。ドルフィンズが変わらぬ3rd.ダウンでの弱さを見せれば、スティーラーズは反則で自滅。
ここまでで、PIT 20-22 MIA。
4Q、残り5:17、スティーラーズが再びビッグ・リターン。やっぱりドルフィンズのスペシャルチームだめなのね。
敵陣48ヤードから。じわじわ進むものの、ゴール前でロスリスバーガーがファンブル・ロスト。
だったはずなんだ。見た感じ明らかにそうだったんだ。でも判定はタッチダウン。
当然チャレンジ。当然判定が覆る。当然ターンオーバー。
の、はずだったんだ。
でも。
審判「確かにファンブルだった、間違えちゃった、ごめんね、タッチダウンは取り消すよ。でも、一回タッチダウンって言っちゃったから、そこでプレー終了ってことにしちゃったわけだし、ファンブルしたあとのボールがどうなったかなんて僕ら見てないもん。だからファンブルしたけど、別にダウンでいいよねってことで、ファンブル・ロストは無しね。スティーラーズのボールで再開ねー♪」
っていう豪腕すぎるなにがなんだかわからない判定。
命拾いしたスティーラーズはゴール前すぐのところからFG蹴って逆転。
PIT 23-22 MIA
残り2:19、自陣29ヤードからのドルフィンズの攻撃。一点差とはいえ、2ミニッツ・オフェンスの似合わなさでは現在のNFLのチームの中で1・2を争うドルフィンズである。当然なにもできず終わった。