バイキングス@ペイトリオッツ


 モスがらみでいろいろと話題の試合だったので一応見てみようと。でもモスは試合の流れからはすっかり取り残されてたけども。


<前半>

 ファーブ先発。でもぜんぜん練習もしてないらしいし、出さない方がいいんじゃないかなって思うんだけどな。あいつが出たいなら出すよ、みたいな姿勢ってHCとしてよろしくないと思うんだけどな。
 しかし、練習してないせいかピーターソン中心のプレー選択で、パスもシンプルなものばかり。ペイトリオッツのディフェンスもそんなに動いてきていないし、これならいいかもしれない。と思ったら、やっぱりどうしても無茶したいらしく、インターセプトしてくださいパス。でもそれがラフィング・ザ・パサーで救われて、ランもかなりゲインできてタッチダウン
点は取れたけども、やっぱり今年はファーブの長いパスは本当に精度が悪い気がする。モスも使えてないし。


 ペイトリオッツもいつもどおり短いパス中心。プレッシャーもあまりかかっていなかったが、ほとんど長いパスは投げていない。唯一ミドル・パスを投げたのはダブル・フェイクからという念の入れようで、それでもさほど長いパスでもなかったし、こちらもインターセプトされて仕方ないくらいだった。が、バイキングスDBがミスしてそのパスが通り、そのままタッチダウン
 でもブレイディってここまで肩弱かったっけって感じなんだが。これじゃモスがいても活かせないはずだよなあ、と。


 両チームとも短いパス中心なので、少しパスが連続して通らなかったり、反則があったりするとすぐにパントになってしまう。得点はディフェンスのミスからという感じ。バイキングスはゴール前まできれいにドライブしたものの、ピーターソンのいつものファンブル癖がでたりもして、全体的には前半は膠着した雰囲気で終了。
 MIN 7-7 NE


<後半>

 どうしてもモスを中心に試合をみてしまう。が、結局のところブレイディにもファーブにもモスは活かせないんだって感じた。モスの動きは悪くは見えなかったし、少なくともディフェンスを2人ひきつけてたから、チームにとって有益ではあったはず。そのせいで#12が自由に動けてたんだろうし。でも問題はモスがその役割だけじゃ満足できないってことで、それはもっともな不満ではあるだろうし。それについての抗議の仕方にも問題があったろうけど、ベリチックの対処の仕方に比べると、バイキングスは誰が悪いのか今のところまだわからないんだけど、ちょっと幼稚にすぎたのかな。


 その後も両チームオフェンスは短いパス中心で、バイキングスがFGを決めたものの膠着に近い状態。
 しかし、バイキングスのディフェンス・フロントが疲れてきたのか、ブレイディにプレッシャーをかけるものの逃げ回られちゃって、その間にレシーバーが空くという辛いパターンが増えていった。そのせいで長めのパスも通るようになって、ペイトリオッツタッチダウンで逆転。
 MIN 10-14 NE


 さらにバイキングス、パスが通ったと思ったらディフェンスにかきだされて奪われる。その勢いのまま、ペイトリオッツのランが2つずいぶんと出てタッチダウン。相手のミスに乗じるのは、やっぱり上手い。


 しかし、ここからさらにドラマが。ファーブが脳震盪で退場、代わったジャクソンが、パスが良かった。タッチダウンパス、2ポイント・コンバージョン両方とも良いパスを決める。これで3点差。
 その後のペイトリオッツのランが止められずそのまま終了したものの、ファーブも、ファーブを無理に使い続けたHCも立場がないだろ。
 MIN 21-28 NE

⇒SCORE