ドルフィンズ@レイダース
<前半>
レイダース、いきなり最初のキックオフ・リターンで真正面をずばっと抜いてタッチダウンという立ち上がり。ドルフィンズのスペシャルチームは相変わらずダメみたいだ。
しかしその後のレイダース・オフェンスは不調。ラン・プレーは完封されていた印象。パスも短いのが少し通るくらいで、長いの投げてみたらインターセプト。ほとんどなにもできない状態だったが、一回だけリバースでロングゲインがあって、そこでドルフィンズ・ディフェンスがブリッツを入れてきて、焦って投げたからかパスがずれたんだけれどそれが逆に幸いしてレシーバーがもぎとるようなプレーもあり、そんなこんなが重なって一度だけタッチダウンが取れた。
ドルフィンズのオフェンス、先発QBはヘニー。プレー選択的に少しだけ改善、というか幅を広くして多少のリスクは覚悟しても積極的に攻めてみようという雰囲気があった。最初のプレーでいきなり長いパスを投げてみたり、プレーアクションでセーフティーの裏にバックが走りこんでみたり、ワイルドキャットも多めに使っていたし、結構ゲインできたプレーがあった印象。ランも安定してはいなかったが、5ヤード程度のゲインも少なくなかった。
しかし、ヘニーである。浮かせたパスの精度の悪さはもうどうしようもないとは思う。が、せっかくドライブしたのにゴールライン上の不思議なところに投げてインターセプトされるとか、明らかにディフェンスのフロントが多くてブリッツはいってくる気配満々なのにオーディブルを出せないどころかブリッツが入ってきそうなのにも気付いてない疑惑とか、前半最後のドライブになりそうってところでスナップもたもたして2ミニッツ・タイムアウト無駄にしたりとか、なんかもう無理なんだなこの人って思っちゃう場面が頻発。
結局、最初のリターン・タッチダウン以外はドルフィンズがだいぶ押している印象だったものの、タッチダウン1、FG2、敵陣26ヤードからの攻撃であっさりサックされて50ヤード超のFGになっちゃって失敗が1。
MIA 13-14 OAK
<後半>
レイダースのオフェンスは相変わらず。ランは出ない。パスの精度もいまいち。たまに長いのを投げるとインターセプトとか、インターセプトできたのをディフェンスが落としてくれたとか、そんな。結局後半はFG1本だけ。
そしてドルフィンズ・オフェンスが結果的には大量点を奪い、大差がつくわけですが、新しいことをしようとしている感はあったのですが、あんまり成果はでてなかったような。
レイダースのディフェンスのミスだろうという雰囲気の一発タッチダウンが2回あったけれど、そういうビッグ・プレーのなかったシリーズは全てFGどまり。ランがゲインできてたけど決め手がなく、突然シグペンを出してQBドローさせたりオプションさせたりしたもののビビリ過ぎで何もできなかった感じだし、ちょっとこれ相変わらず厳しいなあ、という印象が残った。
MIA 33-17 OAK