ファルコンズ@バッカニアーズ
<前半>
ファルコンズは時間消費第一主義オフェンスらしい。試合開始当初、パスはいまいち通らなかったものの、横に動くランは多少出ていて、とはいえたいしたゲインもなくパントになったという場面でもしっかり4分使った。で、横に動くランが出ていたところから、カウンターも出るようになり、それにLBがつられたのかLBの後ろのパスが通るようになり、やがてタッチダウン。ひとつひとつ積み上げていく堅実派。かっこいいね。
でも実はパスが通ってたのはゴンザレスの個人技だけだったんじゃないか疑惑が持ち上がり、今度はバッカニアーズのセカンダリーがわりと自由に動けるようになってきて、LB裏のパスもカバーされ、横に動くランも出せなくなってきた。
が、何度か浅いゾーンでレシーバーの前にDBに出られていたファルコンズ・オフェンス、気づいた。奥に投げればいいんだ。ってことで、長いパスの方が逆に通りやすいってのを発見したかもう一本タッチダウン。
前半はスコアは ATL 14-14 TB ではあったものの、ファルコンズのオフェンスがいろいろと手を尽くしてドライブしていたのに比べると、バッカニアーズは全体的に手詰まりだった印象。ワイルドキャットやらオプションやらスクランブルやらでどうにか進んでるうちに突発的に中のランがでてタッチダウンがとれたのと、ファルコンズQBライアンがパスミスしてくれてインターセプト、敵陣30ヤードからの攻撃をもらってタッチダウンと、その2本だけだった。
<後半>
しかし、後半試合をコントロールしたのはバッカニアーズだった。中のランがでたり、再びライアンのパスミスでインターセプトをもらって、またも敵陣30ヤードからの攻撃だったり、一気に10点差をつける。
ATL 14-24 TB。
が、ここからファルコンズが神がかった。
まずキックオフ・リターン・タッチダウン。
そして次には、すべて3rd.ダウンまで追い詰められたのにタッチダウンまで持っていったってドライブ。最初はぎりぎりのところでサイドのパスが通って、次はバッカニアーズ・ディフェンスのインターフェア、その次はバッカニアーズのパーソナルファール、最後はバッカニアーズDBがインターセプトを欲張ったからパスが通っちゃったんじゃないかも思うくらいのぎりぎりのパス。まあ、バッカニアーズの自滅ととる人もたくさんいるでしょうけどね。
逆転。ATL 28-24 TB。
バッカニアーズは残り4分強の時点でオフェンスをはじめられたものの、奥はカバーされてるし、プレッシャーはかかるし、早い短いパスしか投げられず、徐々に苦しい展開に。追いつめられて無理矢理のぎりぎりなパスが3つほどとおったものの、最後はインターセプトで終了。