ジャイアンツ@パッカーズ
<前半>
ロジャース復帰のパッカーズ。とはいえラン主体のスタート、それなりにOLも押せてるしゲインもできていた。パスの方はパスプロの人数を増やしてる感じで、なかなかレシーバーがあかない印象ではあったけれども。
が、それが良かったのか、レシーバーを2人しか出さずにみんなでプレーアクションして、きれいに決まって80ヤード一発タッチダウン。
さらにゴリゴリ気味のオフェンスを続けて、パスは相変わらずいまいち通らないけれども、パスプロが安定してるからミスも少ないし、ロジャースも落ち着いていてスクランブルなんかで稼ぐ。ピストル的なバックを2人つかったショットガンだけどロジャースがQBの位置にいるのとか、TEを使わない3バックとか、ダブルTEで2バックとか、あまり見ないフォーメーションも多用していて面白い。
まず好調にタッチダウン2本先取。
対するジャイアンツのオフェンスは出だしで苦しんだ。最初のシリーズこそ中のランが少し出たけど、それを続けずに外のランを多くしたらでなくなったり、パッカーズ・ディフェンスが3人ラッシュのときにDBの密集してるミドルの中のゾーンに投げてインターセプトされたり。
サイドのゾーンでWRとCBを一対一にして、レシーバーのサイズをいかして競って捕るパスは得意なんだけど、内側のゾーンでQBとレシーバーのコンビネーションで通すパスは苦手。だからパス成功率は結構いいもののインターセプトも多い、ってことなのかな。
が、そこでやりかたを変えたりしない、ぶれないジャイアンツ。とことんレシーバーのサイズ頼みのパスを増やそうって雰囲気がすがすがしい。結果、DBが対応しきれず、1シリーズに3回もDBがコケてタッチダウンとか、カバーミスとタックルミスが重なってタッチダウンとか、いつもの感じに戻すことができたような。
そして同点に。NYG 14-14 GB
追いつかれたパッカーズのほうは、焦ることなくゴリゴリ風のオフェンスを続ける。途中サイドのゾーンで妙にCBがぽつんとすることが何度かあって、いくつかパスも通り、ディフェンスのパーソナルファールなんかもあって、着実にタッチダウン。
ジャイアンツは残り1:50、自陣20ヤードからだけどタイムアウトも3つあったものの、レシーバーがコケたりドロップしたりして、インターセプトされないですんでラッキーって内容で前半終了。
NYG 14-21 GB
<後半>
さて、得点的には7点差だが、全体的な雰囲気としてはパッカーズが圧倒しているような印象のなか、打開しようとしたか、ジャイアンツは後半いきなり珍しいフォーメーションからRBへのダイレクトスナップっていうスペシャル・プレー的なことを。
が、それでファンブル。
それでテンションが下がったわけじゃないだろうけど、いったん試合が落ち着いて、結果パッカーズがじりじりと押し気味に点差を広げた。
徐々に焦ってきたかジャイアンツ。ディフェンスはスタミナ切れかもってな感じでラッシュが弱くなってきたけど、動きに変化をつけてなんとか耐えていた。
が、オフェンスがさらに手詰まりに。頼みのWRとCBとの一対一のパスで、レシーバーがインターフェア取られて、次のプレーではダブルカバーされてるところに無茶なの投げてインターセプト。
これでジャイアンツはディフェンスも集中が切れちゃったか、パッカーズ・オフェンスは基本的なプレーしかしてない印象だったものの、あっさりタッチダウンを許して勝負ありって感じ。
NYG 17-45 GB