イーグルス@ジャイアンツ


<前半>

 ジャイアンツのオフェンスは若干ラインが負けてるような雰囲気のすべりだし。ダブル・タイトエンドにしてOLと7人でパスプロするとか、思い切ったことしてるんだけどサックされちゃったり。
 それでもブリッツが処理できたときはパスも通る。パスプロを増やした分レシーバーが減るけど、サイズをいかしたパスコースというか、サイドに浮かせたパスをDBと競り合わせるようなパターンが多い。というより、ほとんどそればっか。
 しかし結構通る。DLにパスをブロックされて浮いたところをDBにインターセプトされるってのはあったけれど、2タッチダウン、1FG。


 イーグルスのオフェンスもパスプロがもたない。こっちはさらにひどいことに、ヴィックが無理して投げてインターセプトってすべりだし。
 パスプロがきちんとできていて、しかもレシーバーがあいてるってプレーがほとんどない。QBドローとかスクリーンとか、どうにか突破口を探そうとしているものの、まともに進めてたのはスクランブルと相手の反則っていう悲しい内容だった。結局前半はFG1本だけ。


 さらにイーグルスは残り40秒からの攻撃、ちゃんとドライブしようとして、パスは通ったもののファンブルしてロスト。ジャイアンツは敵陣6ヤードからの攻撃をもらってタッチダウン追加。

 PHI 3-24 NYG


<後半>

 後半に入ってからも両チームばたばた。ジャイアンツは点は取れてるんだけど、きれいにドライブしてるって印象はなかったのが、後半はさらに。両チームOLが負けてるって感じ。それでもどうにか取りましたってタッチダウンを1本づつ追加して、
 PHI 10-31 NYG、残り8:17。


 ここでイーグルスはゾーンブリッツ裏のTEへのパスが通って、タックルミスもあってあっさりタッチダウンを奪う。14点差。
 そして、まだ普通に蹴るよーって見せておいての、びっくりオンサイド。成功。
 さらにヴィックが爆発。ノータッチで入ってきたブリッツをすげえ避け方して、そのままスクランブルでロングゲイン。最後もQBドローでタッチダウン。プレッシャーはずっとかかってるんだけど、1人でどうにかしちゃうってのは怖い。なんかツキがまわってきた感じ。


 これで7点差に迫られたジャイアンツ、残り5:21。中のランは少しでたけど、まだまだブリッツをやめないイーグルスかっこいいですって感じでパント。
 そしてイーグルスは自陣11ヤードから、残り3:01、タイムアウト0での攻撃。結局最後までパスプロはぜんぜんもたなかったんだけど、スクランブルでしのいじゃうヴィック。パスカバーしてるDBまで大分ヴィックに気を取られてる感じのパスカバーっぷり。すっかり翻弄されちゃったって雰囲気のタッチダウン
 ついに同点。PHI 31-31 NYG。


 それでもジャイアンツは自陣36ヤードから、残り1:10あって、タイムアウトも3つ残ってた。十分な状況だったんだけど、なんかちょっと焦りすぎの欲張ったコールが多かったような気がする。
 で、残り12秒で自陣30ヤードからパント。
 リターナーが一瞬ポロリしたときのほうが逆にロング・リターンになることは多いけどねえ。リターン・タッチダウンで試合終了とはね。

 PHI 38-31 NYG


 でもコフリンHCが最後あれだけパンターに怒ってたってことは、サイドに蹴りだせってコールだったのかなあ。今年はデショーンたんがレシーバーとしてすごい成長してる印象なので、いつまでもリターナーで使うのって怪我怖いしどうなのかなって思ってたけど、こういうの見ちゃうと使うしかないよなあ、などと。


⇒SCORE