セインツ@ファルコンズ
<前半>
思いのほかディフェンシブな始まり。
ファルコンズのディフェンスは人数はそれほどでもないけれど効果的なブリッツを常に入れていて、セインツのOLがそれを処理できずにぜんぜんパスプロが持たない。セインツは徐々にプレッシャーがかかるのを前提にしたパスに軸を移していったものの、捕ってから走れないとゲインできないし、ドロップは目立つし、なかなかドライブできない。
とにかく早いアンダーニースへのパスがいくつか通って、ようやくギリギリ51FGで先制。
ファルコンズにとっては得点の少ない展開は思い通りなんだろうが、こちらもOLが負けていた印象。ランも出ないしパスプロも持たない。時間もあまり使えていかなった。
で、ファルコンズ側はレシーバーのサイズをいかした、サイドへの少し浮かせたパスを軸にしていったみたい。早く投げられるし、失敗してもリスクは少ない。中のゾーンにディフェンスが少ないような感じはしていたが、無理してそっちに投げることはなかった。
が、セインツに先制されてから、少し中にもパスを投げ出して、多少ドライブ。ブリッツがなければそれなりにゲインできる。でもそこで痛恨のスナップミス。ショットガンでまるっきりQBに届かないどころか地面をコロコロってしただけで、リカバーされてターンオーバー。
この敵陣34ヤードからの攻撃で、セインツはきれいにオフタックルのランがでてやっとタッチダウン。
すると試合が動いて、直後のファルコンズの攻撃では、セインツが大きな反則2つとたれて、最後はまたファルコンズのレシーバーのサイズを使ったパスでタッチダウン。
NO 10-7 ATL
<後半>
ファルコンズ・オフェンスは再び危ないことはしなくなって、ひたすらサイドのミスマッチ狙い。セインツのDBもがんばっていたが、たまらずインターフェアって感じ。
しかし、ゴール前1ヤードからのランでファンブル。
これ以降また膠着。
ファルコンズもパスミスやらキャッチミスやらでるし。
セインツもブリーズはときどき驚く動きでラッシュをかわしたりしてるものの、短いパスしか通せない。逃げながら無理にラテラル・パス投げたりして、そこまでリスクあることしなくってもいいのにな。って思ってたら、また同じような無理なパス投げて今度はインターセプト。そのままリターン・タッチダウン。もったいない。
さらに次のシリーズでも、ブリーズがパスをDLに叩かれて、そのままインターセプト。
これでかなり流れはファルコンズかと思ったが、いつも以上に慎重にも見えるドライブであっさりパント。セインツも過剰にリスキーだけど、ファルコンズも逆方面に過剰だなあ。
するとセインツが、全体的にばたばたしているのは相変わらずなものの、短いパスを捕ってからのゲインが多少増えたような感じで、この試合一番まもとなドライブでタッチダウン。逆転。
NO 17-14 ATL
さらにファルコンズは自陣19ヤードから、残り3:19、タイムアウト2つのドライブ。パスカバーあかず、ギャンブルもせず、さらっとパント。そのまま時間を使われて終了。ファルコンズらしい試合だけどなあ。もうちょっとなあ。