コルツ@イーグルス


 怪我人続出しすぎでいかにもコマが足りなくなってる感のあるコルツ。特に、ディフェンスを見ながらルートを変えてマニングとのコンビネーションでパスを通していくっていうレシーバーがいない。見てる感じではガソーンってそういうの苦手そう。さらにRB#32もまた怪我ってことでいよいよつらそう。
 それでも試合をつくっていくマニングはやっぱりすごいんだろうな。最初のシリーズでコンビネーションミスっぽいインターセプトがあってからはタイミングパスにほぼ専念。ヒッチとスクリーンがよく出てて、それを軸にしてドライブするようになってまずタッチダウンイーグルス・ディフェンスからしたら厳しい判定が多かったシリーズを逃さずにタッチダウン。前半2ミニッツでは成功率は低いだろうし、ゴール前通らないだろうけどって覚悟の上でFG圏内まで進めればいいやって雰囲気でミドルパスをいくつか通すっていう転換を見せた。


 イーグルスはしっかり準備をしてきた感じだった。前半最初のシリーズはいきなり普通のパワー・プレーがロングゲインになって、普通のショート・ポストでタッチダウンっていうラッキーな展開だったけど、ジャクソンを多様に使って変化をつけてきたり、リターンでリバースやってみたり。
 特にコルツの強烈両DE対策ができていて、ダブルチームでのパスプロとか、DTがスタントしてきたときのヴィックのスクランブルとか、きれいに決まっていたような印象。さすがに投げ急いでパス成功率が下がるところは多かったけど、致命的なことにならなかった。
ちょっと反則が多かったけど、反則つづきで1st.ダウン&25ydsって状況になっちゃったときにも落ち着いてミドルのパスを通して、スクランブルでファーストダウンとっちゃって、そのドライブはタッチダウンまでいったので、試合の展開上これが大きかったんだろうなと。


 イーグルスのディフェンスは奥のパス・カバーをしっかりするときと、ブリッツを入れてマニングにプレッシャーをかけるときのメリハリがしっかりしていた感じ。ジム・ジョンソンの流れは健在という雰囲気。
 コルツ・オフェンスも、コマさえそろっていれば、そのディフェンスの動きの裏をつく変化も取れたんだろうけども。ブリッツがきちゃったときはバックへのパス、パス・カバーを厚くされたときはレシーバーへのヒッチ・パス、っていう若干ワンパターンに陥っていたような。それなりにオフェンスは出来ても、勝負どころで差がでてきちゃうんだよな、って感じの終わり方でした。

 IND 24-26 PHI


⇒SCORE