ペイトリオッツ@スティーラーズ


<前半>

 ペイトリオッツのオフェンスは相変わらずのアンダーニース特化型。長いパスはほとんどなし。しかし相手ディフェンスのLBの動きを読んで逆をつくという業が完成の域に近づいているんじゃないかと思わされるような、ランでもパスでもとにかくLBの動いた裏にプレーを入れている印象。
DBのゾーンには通らないし、ときどきパスミスもあるし、コンスタントにゲインできているわけではなく、タッチダウン1本とFG1本に留まったけれど良いペースだった。


対するスティーラーズ・オフェンスは逆にディフェンスのフロントの動きが把握できていない雰囲気。ブリッツを処理できたときだけゲインできるものの、きちんと処理できることはあまりない、という状態。ペイトリオッツが10点先制してからブリッツが減り、少しドライブできるようになったけれど、パスミスもドロップも多くて、前半はFG1本どまり。むしろよく守ったんじゃないかと。

NE 10-3 PIT


<後半>

後半に入って、ペイトリオッツはランとプレーアクションの比率を増やしたような印象。それが効果的なような、PITのセカンダリーが下がりすぎなような。上手くスティーラーズのディフェンスに的を絞らせない感じで、またタッチダウンを2本追加。


スティーラーズのオフェンスはまだペイトリオッツ・ディフェンスに対応できていない様子で、どうしてもDLが漏れてくるプレーが目立った。多少落ち着いてパスを投げられたシリーズでも、ゴール前になるとレシーバーがあかなくなる。相手を見ながらロスリスバーガーとコンビネーションで変化をつけられるレシーバーが足りないような雰囲気。ホームズはいなくなっちゃったし、ウォードは壊れかけてるし、#82には無理みたいで、ルーキー#88を使おうとしてたけどまだ荷が重そうだった。


そんなこんなで点差が開いて、ペイトリオッツ・ディフェンスがたいぶ下がったところで、ようやくスティーラーズが1本タッチダウンを返す。
さらに次のペイトリオッツの攻撃を止めて、いよいよ追い上げるか、というところで、パスも悪かったけどレシーバーがはじいてしまって、それをインターセプトされてそのままタッチダウンされた。

 NE 29-10 PIT
 ここで実質終了でしょう。


⇒SCORE