ベアーズ@ドルフィンズ


<前半>

 ドルフィンズはいきなりキックオフでビッグ・リターンがでて期待させたものの、その後の攻撃がまったく出ず。ペニントンはまた腕吊ってるし、ヘニーはショルダーはつけてるものの出場はないし、シグペンはやっぱり第3QBだったし、っていう感じ。
 最初はランを主体にしてみたもののゲインできない。さらにリバースでハンドオフのミスなんかあったりして。で、仕方なくパスを投げようとしてみてもパスプロもあまりもたず、さらに投げられても、シグペンのパスが昔のテクモボウルで肩の弱いQBが投げたパスみたいにゆっくり飛んでいく感じでいらいらする。はらはらする。失敗する。インターセプトされる。など。
 まあ、何もできなかった、ということ。


 ベアーズのオフェンスはドルフィンズのブリッツに対応できていなかった印象。中のランはでないし、ブリッツが入るとパスも通せなくなる。でもドルフィンズ・ディフェンスが3rd.ダウンで下がりがちになるようで、3rd.ダウンのプレーは出る。4人ラッシュだとパスプロも持つ。外のランもでる。カトラーのスクランブルまでも出ちゃう。
 不安定にときどきゲインする程度なので、あまりドライブしている印象はなく、得点もFG2つだけ。最後に自陣6ヤードからかなりテンポよくドライブしていたものの、カトラーが期待通りやらかしてくれてインターセプトがあった。まあそれでもディフェンスがドルフィンズ・オフェンスに何もさせなかったんだけど。


<後半>

 後半もだいたい同じような内容で進んだ。ときどきゲインするベアーズのオフェンス。ドルフィンズはDBに怪我人が増えているようで、少し穴が見えちゃったり。LBとDBでインターセプトできたパスを2回落としてたり。
 ドルフィンズ・ディフェンスはオフェンスがこの出来でTD1つ、FG3つに抑えたんだから悪くないんだけども。


 ドルフィンズはディフェンスが頑張っているのに、オフェンスはさらにじりじりと悪くなっていった。ランが出ないのはもともとで、後半にはパスプロも持たなくなり、ブリッツが入ってくると固まるというシグペンの習性も発覚。もうどうしようもない。
 スパラーノHCって意外と思い切りの良くない人なのかもしれない。ヘニーにもこだわってたし、長いパス投げさせようとしなかったし。この試合でもまったく出ていないランを多用、プレーアクションしたりブリッツをよけたりしてるうちにレシーバーがシグペンのパスじゃ届かないところまでいっちゃうって悪いパターンが続いていたのに、完全に決め打ちのタイミングパスはほとんどやらなかった。もう全プレーワイルドキャットのほうがいいんじゃないかって思うほどになっても最後までプレー選択は変わらないまま。
 ヘニーはあれでもマシだったんだな、っていう悲しさだけが残る試合でしたよ。

CHI 16-0 MIA


⇒SCORE