ブラウンズ@ドルフィンズ


<前半>

 ドルフィンズのオフェンスはランが結構ゲインできていて、スクリーンも効果的という期待の滑り出し。が、なぜかそこでパスを多用。しかも少し長めの浮かせたパス。ヘニーには無理なパス。そしてFGも失敗。
 それでもその後はどうにか安全にやっていたものの、ドライブできず痺れを切らしたかさらに長いパスを狙って、それがいつもどおり浮いて短くて、いつもどおりインターセプト。その後もなぜかパス中心の組み立て。そして進めない。さらにパスミスからインターセプト。これならワイルドキャットのみのほうがきちんとドライブできると思うんだが。シーズン開始当初は長いパス投げないことに疑問を感じていたけれど、それで正解だったのかもしれないな。つまりまともなQBが必要ってことだ。
 前半ラスト2ミニッツにも、相手のパーソナルファールもあってFG圏内まで進むものの、また変なプレーコールと反則で圏外まで下がる。と思ったら60ヤードのFG成功。なんと。しかしこれが唯一の得点なんだからなあ。


 ブラウンズのオフェンスは全体的にまだデローム仕様になってない感じ。特にデロームとレシーバーが合ってない。パスプロも持たなくってドライブできない。インターセプトからのシリーズでFGを一本とるのが精一杯。


 スタッツ的には(2つのインターセプトを除けば)完全にドルフィンズ優位なんだけど、自滅してる感じ。

 CLE 3-3 MIA


<後半>

 ブラウンズ、後半に入って少しパスが通りはじめて、ブリッツさえ処理できれば大丈夫、という雰囲気になってきた。でもパスプロなかなかもたないんだけど。
 しかし、1シリーズだけ、ブリッツに対応したのか偶然だったのか分からないけど、裏をついたビッグプレーが2つでて、6プレーで94ヤードとかいうドライブきめてタッチダウン。この試合唯一のドライブらしいドライブ。


 すると、後半に入っても相変わらず浮かせたパスを多用していたドルフィンズが一転、短いパスとワイルドキャット中心のプレーコールに。浮かせたパスは皆無。これでタッチダウン。どうも原点に戻った感じ。戻っただけで進歩はあんまりしてないんだけど。


 しかし両チームともまぐれだったのか、その後ほとんど3&outパント合戦になる。
 そして勝負どころがやってきた。ブラウンズ、残り3:39、自陣18ヤードからの攻撃。ドルフィンズ・ディフェンスのブリッツがきれいに決まって、レシーバーの前に出たDBにパスが飛んだ。が、これをインターセプトできず。
 ディフェンスのビッグ・プレーがないと勝てないっていうのは寂しいところだけれど。結局その裏のドルフィンズの攻撃で、ヘニーが貫禄の3つめのインターセプト。ブラウンズは2回ニーダウンしてからFGを蹴るという念の入れようでサヨナラ勝ち。

 CLE 13-10 MIA


⇒SCORE