ジャガーズ@コルツ
<前半>
コルツのオフェンスは早い短いパスばっかりでまったくハイパーって感じじゃないし、ノーハドルに相手ディフェンスが対応しきれず動きが少ないって条件付きなんだけど、久しぶりにテンポのいいドライブしてる感じ。
最初のシリーズは7プレー中5つパス、でもプレー中にパスコース変えてる雰囲気なのは1つだけだった。ときどきランが効果的にゲインしてたから2シリーズもタッチダウンまでいけたって感じもあるなあ。
それでもジャガーズのディフェンスは奥のゾーンのパス・カバーはほぼ完璧だったし、大体のプレーにおいて集まりが良くって、崩壊するほどじゃなかった。
問題はオフェンスで、どうにもラインが勝てない。ランは出ないし、パスプロも持たない。でも不思議とミドルの中のゾーンのパスの成功率がやたら高くってドライブできたり。でもゴール前までいっちゃうとランが出ないから結局FGどまりだったり。
しかし、微妙なフェアキャッチシグナルぎりぎりの動作の後のパント・リターンがそのままタッチダウンになっちゃったりして、内容のわりには意外と僅差で前半折り返しになった。
JAC 10-14 IND
<後半>
ジャガーズのオフェンスは後半も手詰まり感たっぷりで、しかし無駄に積極的に最初のドライブで自陣39ヤードからまさかのギャンブル。失敗。焦りすぎて泥沼ってシナリオが頭をよぎるなど。
しかもその裏のコルツの攻撃は、ジャガーズが気合でブリッツ2枚いれたらランが逆サイドいってさらりとタッチダウン。ワンサイド注意な流れ。
が、#17が再びの脳震盪でまたレシーバーのコマが減ったコルツ。いいレシーバーだったら捕ってそうだなってパスも散見。今年はなかなか畳み掛けられない。ディフェンスの集まりも良くて攻めきれずFGどまりが連続。
そんなこんなのうちに、点差が少し開くとコルツのディフェンスが下がりすぎるのかもしれないけど、またジャガーズはミドルの中のパスが通るようになって、いつのまにやらタッチダウン2つ、なんと驚きの3点差。
JAC 24-27 IND
しかし残り時間がもう足りない。オンサイド・キック失敗して、しかもそのままリターン・タッチダウンされて終了。
全体的な印象としてはコルツの圧勝って雰囲気なのに、最後のアレ以外だと点差は3点だし、ちょっと考えてみたらジャガーズのおやおやってプレー(TO2つ、勝負所でのチョップブロック、後半いきなりのギャンブルとその失敗)がなければ…って試合だったような気も。まあ、相手のミスを待つだけの余裕がコルツにあったってことなんだろうけどなあ。