ドラフトQB総スルー。そしてペニントンは墜ち、ヘニーだけが仁王立ち。


 カレッジはほとんど観ていないので、ドラフトでも個々の選手のことはわからず、ざっと結果だけを眺めてそれぞれのチームの強化の方向性のようなものを探って楽しむ程度です。
 しかし、ドルフィンズ、今年はQBとってほしかった。
 黒歴史キャメロン時代を忘れ去り、年々それなりに穴のないソコソコ感あふれる中段チームに成長しつつあるドルフィンズですが、去年もっとも強く感じた、勝負弱さ以前の「勝負できなさ」を払拭するためには、やはりスター性ある輝くQBが必要なのではないだろうかと思っていたわけです。


 そして。
 去年、ここで一発ドーンと仕掛けてくれよ! という期待を毎試合すべて見事に無視され続けたファンたちのやり場のない溜め息が、ドラフトでもまた漏らされることになったのでした。
 特に今年のドラフトでは上位でQBがたくさん指名され、めぼしいQBは全部いなくなっちゃったから仕方ないのかなーと思いきや、なぜか下位のほうでペイトリオッツに指名されたQBが妙に好評価で、それならこの子でよかったじゃん、という不思議不満感まで味あわせてもらいました。
 実際のところ、プレーは見たことないので分からないんですがね。


 ということで、ドラフトではQBなんて見向きもされず、一昨年は順調に3試合で壊れ、去年はさらに磨きがかかって2プレーで壊れたペニントン(通称:ガラスの貴公子)が、今年はなんとキャンプも始まらないうちから、バスケしてたら壊れちゃうという圧巻のパフォーマンスを示してくれました。好きだったのになあ。


さようなら…かい?


同じく怪我ばっかしやがるんでクリス・シャンデリアとあだ名されたチャンドラーがキャリア末期には驚きのスーパーボウル進出を果たしたのと同様の成功を待っていたのですが、ちょっと今年はかなりやばそうですね。



現役時代のクリス・シャンデリアさん


 結局ヘニー(通称:おにぎり君)が一人で孤高の仁王立ち。



だいじょうぶかおい。


 とはいえ、今年はHCスパラーノも勝負の年でしょうし、結果をださなければいけない。そのためにOCも代えた。これでQBを新人にしちゃったら2〜3年は我慢しないといけないし、それじゃクビが持たないよ!ってことなんでしょう。
 だからってヘニーェ…ってなるわけですが、まだまだこれから即戦力ベテランQBを取るなんてサプライズがある。きっとある。
 オートン、パーマー、コルブあたりは、まあ取れるといいよなーって思うわけですが、ここで一発勝負してマクナブでも取っちゃってカルペッパーの二の舞として花道を飾ってあげても、などと期待してしまうのです。




 くれぐれも、去年のように、これならカトラーとかグロスマンの方がまだマシや…などという破滅思考には陥らせないでいただきたいところです。