03-04.ダウンの進み方


プレーの始まりと終わりは分かったー♪
点が取れるまで、このランとパスをビシビシやりまくればいいんだねー?




そうじゃないんだなー。
何回でもやっていいんだったら、絶対に点が取れちゃうし、面白くなくなっちゃうでしょ。



そりゃそうだー!
うっかりしてたー!





オフェンスのプレーの回数は「ダウン」っていう単位で数えられるんだよ。1回のダウンで1つのプレーができる。
ダウンは4回で1セットになってて、4回のダウンのうちに、つまり4プレーする間に10ヤード進めれば、また4つのダウンがもらえるんだ。つまり4回プレーして、10ヤード進めればOK、また4回プレーできる。

 ダウンは、

  • 1st(ファースト)ダウン
  • 2nd(セカンド)ダウン
  • 3rd(サード)ダウン
  • 4th(フォース)ダウンって数える。

 ただし、必ず4thダウンまでいくのではなくて、基準の位置から10ヤード進んだら、その次はそこから1stダウンになる。野球で、点が入ったらその攻撃がもう一回ノーアウトに戻る、みたいなもんって考えたらいいかな。

 基準点から1st〜3rdダウンで4ヤードづつ進んだとしたら、次は基準点からは12ヤードのところで1stダウンになる。基準点から1回のプレーで15ヤード進んだら、次はそこから1stダウンのプレー。やっていいプレー数のくりこしはできないんだ。

 それから、10ヤード進んで新しい4回のダウンをもらうことを、次がまた1stダウンになるから「ファースト・ダウン」とか、「ファースト・ダウンを取る」とか言ったり、新しい4回のダウンをもらえるから「フレッシュ」とか言うよ。


はいっ! 先生!
10ヤード進めなかったらどうなるんですか!? 負け?





いきなり負けてどうするよ。パント蹴って今度はディフェンスするんだよぉ。





うん、攻守交替になるね。でもパントは必ず蹴らないといけないわけじゃないけどね。
攻守交替は次回説明するから、とりあえず攻撃が続いたとき、オフェンスが得点するところまで先に説明しちゃうよ。