ブロンコス戦の前はやっぱり馬でしょ。もちろん食ってやりましたよ!


ドルフィンズ伝統の思い切りの悪さ


絶賛絶望中のドルフィンズ・ファンの皆様、ご機嫌いかがでしょうか。絶望してるのにご機嫌なわけがありませんよね。すっかりどうしようもなさを噛みしめておられることと存じます。このどうしようもなさ加減は、まあ兄者がいないからなー、まあサム君壊れちゃったしなー、というエクスキューズのある2チームの皆様とは比べようがありません。ヘニーが怪我してなくってもきっとこんなもんなんですもの。とほほ。

思えばマイアミというチームは、HCに関してはドン・シュラが辞めてからの16シーズンで6人、QBはマリーノが辞めてから11シーズンで、調べるのが面倒になるくらいの人数が通り過ぎていきました。流れ者の街なんです。
そのわりにみんな辞め方(辞めさせられ方)がよろしくない。すっきりしない。ずるずる引きずるんですね、偏差値でいうと52くらいの人を切れない。そして出口が見えなくなる。そんな繰り返しです。スパッと辞めたのなんてジミー・ジョンソンくらいじゃなかろうか。
あ、キャメロンもだ。さすがにあれだけアレだと踏ん切りがつくらしいなあ(遠い目)。

さて、そんな伝統は今年も健在で、いくつもの選択肢があったにも関わらずヘニーをひっぱり、バイウィークがあったのにムーアをひっぱり、新人トーマスがそれなりに良い結果を残してるのにブッシュをひっぱり、ジェッツとのマンデーナイトでは全米に眠気をふりまいたわけです。そしてそんなスパラーノをひっぱるGMって構図ですね。スパラーノ自体はノリ良く叫んでガッツポーズしてるだけのオッサンですから、コーチ陣を固めれば結構上手くいくとは思うんですが、それもなかなか固められないわけですね。
全てはドルフィンズの伝統でありアイデンティティーなのでどうしようもありません。人事がフラフラなのと勝負どころで負けちゃうってのと、某阪神タイガースと双璧なのではないかと思う次第です。もう思い切って川藤に1年まかせちゃいなよ。

ドルフィンズもそれに負けずに、もうQBは当たったらラッキーくらいの気持ちで毎週いれかえてみたらいいのに。パーマーは取られちゃったけど、オートン、マクナブ、ワロスさんはもちろん、デロームとかギャラードとか、カルペッパーさんとか、候補はたくさんいるじゃないですか。


とりあえず食っとく

そんなこんなで今のドルフィンズに負けるチームはちょっと思いつかないわけです。しかし、こんな言い方は悪いんでしょうが、今年のスケジュールの中で、今シーズン負け越すんじゃないかなーって対戦相手は、ブラウンズ、ブロンコス、たぶんレッドスキンズも、それからパーマーが機能しなかったらレイダース、もしかしたらカウボーイズ、くらいしかいないんです。ビルズが化けちゃったし。

そんな少ないチャンスの2試合目、ブロンコス戦。これあっさり負けちゃったらスパラーノさすがにクビじゃねーの、そしたら今年はひとまずマイク・ノーラン? みたいなことになりかねません。まあそれでもいいんですけどね。


しかしまあ、とりあえず食っとけ、ということで。
ブロンコス相手なので、もちろん馬です。
馬肉。馬づくしの店を探してたら見つかったのがこちら。

左馬。
http://www.hidariuma.net/


というわけで、馬肉を待つ。


しばし飲みつつ。
後ろに見えている酒の棚。これが実はドアなんです。開くんです。酔ってたら出口も見つけられない仕様です。


お通しは馬肉のトマトソース煮。オサレ。


昨今話題のユッケも馬刺しなら大丈夫。なのか?


タン・バラ・ロースのスモーク。


馬肉をグリルして野菜も一緒にどうぞ的なもの。


通常は若干珍味的な役割を負わされがちな馬肉がしっかり主要メンバーとなっています。こうなっちゃうと確かに馬づくしなんだけどこれらが馬肉である必然性はあるのかなあ、という思いを感じざるを得ないわけですが、ちゃんと美味いから良いでしょう。

この他にも、タタキやカルパッチョはもちろん、馬のモツ煮だとか、ソフトシェルシュリンプと馬肉の合えたのなどなど、気になる料理はたくさんありましたよ。
ステーキやカツレツやら、馬肉で作ったボロネーゼのスパゲティなんかもあったので、1人で飯だけっていうときにも大丈夫。何人かでいけば桜鍋やらテーブルで焼肉やら、ボリューム勝負にも持ち込めそうです。


浅草やら吉原方面の老舗にはない落ち着いたオサレ感と今っぽさで、馬を食らうといういささか野性味あふれる行為を綺麗に隠してくれる、そんなお店でした。しかしそれが災いして、当日の我々(全1名)は主に量的な問題から、まず思いつく定番の桜鍋や馬刺し盛り合わせなどは断念せざるを得ず、ますますオサレ感ばかりが大きくなる結果となり、ブロンコスを粉砕するごとくに馬を食うという当初の計画とは若干の食い違いを生んでしまいまったのですがね。
こりゃ有無を言わさない大差の勝利は無理ですね。ゆっくり愛で味わいつつ咀嚼し飲み込むというエレガントで優男的な勝ち方となるでしょう。

それがどういう勝ち方なのか全く想像できませんが。


コルツ戦にも対応可能です。